モデル管理
モデルセットの新規作成
管理者は以下の手順で新しいモデルセットを作成できます。
- モデルセット管理ページへ移動:モデル管理に入り、「モデルセット」をクリックします。
- 「新規作成」をクリック:ページ右側の「新規作成」ボタンをクリックし、新しいモデルセットの作成を開始します。
- モデルタイプを選択:表示されたウィンドウでモデルのタイプを選択します。選択可能なタイプは以下の通りです。
- LLM(大規模言語モデル)
- Embedding(埋め込みモデル)
💡 ヒント:システムはEmbeddingの追加を1つのみサポートしています。
- 言語モデルを選択:ニーズに応じて適切な言語モデルを選択します。現在サポートされている言語モデルは以下の通りです。
- LLM言語モデル:OpenAI、Deepseek、Azure、Ollama、Tongyi、Qianfan;
- Embedding言語モデル:OpenA Embeddings、Azure Embeddings、AliEmbeddings、Ollama Embeddings;
- モデルセット情報の入力:モデルセットの名称と説明を入力し、情報が明確かつ正確であることを確認します(名称は50文字以内、説明は200文字以内)。
- 追加設定の選択:ニーズに応じて画像QAのサポートや推論モデルかどうかを選択します。
- 作成の確認:入力が完了したら「確認」ボタンをクリックし、モデルセットの作成を完了します。
これらの手順により、管理者は新しいモデルセットを作成し、必要な設定を構成できます。



Embeddingモデルの場合、ベクトル次元数の制限にご注意ください:
- PgSQLのベクトルフィールドは最大2000次元まで対応;
- Embeddingモデル購入時、出力ベクトル次元数が2000未満であることを確認してください(一部モデルは設定で調整可能);
- システムにベクトルモデルを追加する際は、2000未満のベクトル次元値を入力してください。そうしないと、保存異常やインデックス失敗の原因となる可能性があります。
- Tokenコンテキスト制限は8192を推奨します。
デフォルトモデル設定
モデル管理では、管理者がデフォルトモデルを設定でき、異なる利用シーンに適したモデルを指定できます。例えば、BI(ビジネスインテリジェンス)、翻訳(Translate)などのシーンでは、デフォルトモデルをAzure-4oモデルに設定できます。この方法により、システムは該当シーンで自動的にプリセットされたデフォルトモデルを使用し、業務効率と一貫性を向上させます。
設定手順はモデルセット作成と類似しており、管理者は実際のニーズに応じて適切なモデルをシーンのデフォルトモデルとして選択できます。

利用シーン
| 機能名 | 説明 | 典型的な利用例 |
|---|---|---|
| RAG | ナレッジベースと連携し、検索強化で大規模モデルの回答精度と信頼性を向上 | 企業ナレッジQA、スマートカスタマーサポート |
| i18n translation | 多言語翻訳とUI国際化を実現し、グローバル展開をサポート | 海外向けAI製品、国際運営プラットフォーム |
| gallery ssn writing | ユーザーの各インタラクションや生成プロセスを記録し、閲覧や再編集を容易に | 会話履歴アーカイブ、コンテンツ作成履歴、バージョン追跡 |
| gallery rednote | ユーザーが重要情報のマーキングや注釈を行い、レビューや内容確認を補助 | AI生成内容の審査、ユーザー共同作成、重要部分のハイライト |
| gallery mindmap | テキスト内容を構造化されたマインドマップに変換し、情報理解を強化 | プロジェクト整理、ナレッジグラフ生成 |
| optimize prompt | ユーザー入力のプロンプトを最適化し、モデルの理解と出力品質を向上 | 不明確な入力のリライト補助、簡易質問の最適化 |
| recommend question | 次に興味や関連性のある質問を自動推薦し、インタラクション体験を向上 | チャットボットの会話継続、推薦ガイド |
| gallery chat lead | 会話ガイドテンプレートや「冒頭語」を提供し、ユーザーが明確な質問や作成リクエストを開始できるよう支援 | チャットテンプレート集、作成プロンプト |
| recommend config | タスクに応じて大規模モデルのパラメータ(温度、RAG利用など)を自動推薦 | Agent設定パネル、ローコード/ノーコードのスマート推薦 |
| pdf_markdown | PDFファイルをMarkdown構造化形式に解析し、読み取りや後処理を容易に | ドキュメントのナレッジベース取り込み、要約生成 |
| translate | ユーザー入力やモデル出力を自動翻訳し、言語間コミュニケーションを実現 | 多言語会話、多言語カスタマーサポート |
| BI | 大規模モデルで構造化データを処理し、可視化分析やビジネスインサイトを生成 | 自然言語分析レポート、グラフ生成、BI質問アシスタント |
| llm_ocr | 画像内の文字を構造化テキストに抽出し、大規模モデルで意味理解を補助 | 画像QA、フォーム認識、PDFスクリーンショット解読、画像ドキュメント検索等 |
モデルグループの作成
管理者はモデル管理でモデルグループを作成できます。作成したモデルグループは、アシスタント作成時に適切なモデルグループを設定するために利用できます。
モデルグループ作成の手順は以下の通りです。
- モデルグループ管理ページへ移動:管理に入り、「モデル管理」を選択し、「モデルグループ」をクリックします。
- 「新規モデルグループ」をクリック:ページ右側の「新規モデルグループ」ボタンをクリックし、新しいモデルグループの作成を開始します。
- モデルグループ名の入力:モデルグループに一意の名称を指定し、識別しやすくします(50文字以内)。
- モデルの選択:利用可能なモデルリストから、グループに含めるモデルを選択します。複数選択が可能です。
- アダプティブモデルデプロイの有効化選択:ニーズに応じて、アダプティブモデルデプロイ機能の有効化を選択し、モデルの柔軟性と適応性を向上させます。
- ディープシンキングモデルの有効化選択:必要に応じて、ディープシンキングモデルの有効化を選択し、モデルのインテリジェンス処理能力を強化します。
- 「保存」をクリック:すべての設定を確認後、「保存」ボタンをクリックしてモデルグループの作成を完了します。


モデルグループチャネル詳細
新規モデルグループ作成後、**「チャネル詳細」**ページに入り、設定済みのすべてのチャネルを確認できます。ニーズに応じて:
- 新規チャネルの作成
- 右側の**「Key詳細」**をクリックして、該当チャネルのすべてのキー情報を確認し、新規キーの作成も可能
このページを通じて、各チャネルと対応するAPI Keyを一元管理できます。

当プラットフォームが提供するAPI Keyは高い独立性と認証効力を持っています。各API Keyは独立した「通行証」として、完全なアクセス・呼び出し権限を有します。詳細は以下の通りです。
-
プラットフォームユーザー体系から独立
API Keyを持つ呼び出し元は、プラットフォームの登録ユーザーである必要はなく、特定のユーザー権限も不要です。有効なAPI Keyをリクエストに含めるだけで、正規認証済みリクエストと見なされ、システムは正常に処理・応答します。 -
ライセンス制限なし
API Keyによる呼び出しは、プラットフォームのユーザーライセンス枠を消費しません。したがって、企業の実際登録ユーザー数が限られていても、API Keyを通じてより多くのサービス接続や業務シーンを柔軟にサポートでき、追加認証や拡張なしで大規模利用が可能です。 -
ニーズに応じた柔軟な設定
各API Keyは有効期限や権限範囲(アクセスモジュール、データ範囲など)をニーズに応じて設定でき、異なる接続システムや業務先に適合します。各接続先ごとに独立したAPI Keyを生成することを推奨し、後の管理や利用状況の追跡が容易になります。
⚠️ セキュリティ注意: API Keyは厳重に管理し、漏洩を防いでください。外部に悪用された場合、そのKeyによるすべてのリクエストは完全な権限を持つものと見なされ、データやシステムの安全にリスクをもたらす可能性があります。
モデル設定説明
本製品は以下の強化機能の統合をサポートしており、すべてAzureまたは外部プラットフォームのサービスに依存します。ご自身のニーズに応じて、関連プラットフォームで必要な認証情報(API Key、Endpointなど)を取得してください。
- 音声入力機能(Whisperサービス)
- サービス説明:AzureでWhisperサービスを購入・デプロイし、音声からテキストへの変換機能を実現します。
- 設定方法:環境変数で複数のWhisper Keyを設定可能。変数名には「Whisper」を含める必要があります。未設定の場合、音声入力ボタンは表示されません。
- 互換性説明:初期化SQLによるWhisperサービス設定もサポートしており、設定内容は自動的に環境変数に書き込まれ、後から修正可能です。

- Azure OCRモード(Azure Document Intelligence)
- サービス説明:Azure Document IntelligenceをベースにOCR機能を実現し、「Basic」と「Advanced」の2つの認識モードをサポートします。
- 設定方法:環境変数でAzure OCRモードのKEYとEndpointを設定する必要があります。未設定の場合、該当OCRモードは選択できません。
- インタラクションヒント:画面は設定状況に応じて選択可能なモードを自動表示し、無効な選択肢は制限されます。

- サービス購入やAPI Key・Endpointの取得が必要な場合は、Microsoft Azure公式サイトまたは関連サービス提供元ページをご参照の上、適切な料金プランを選択してください。
- データセキュリティ、応答速度、価格要素を優先的に評価した上で設定することを推奨します。導入サポートが必要な場合は、技術サポートチームまでご連絡ください。